【解説】イヌ・ネコの飲水量足りてますか?
2023/08/21
流山市、柏市、野田市のみなさんこんにちは。
流山市おおたかの森にある、21動物病院-おおたかの森- 院長の坂本です。
当院ではエビデンスを元に検査・診断・治療を行っています。
今回は犬・猫の飲水量を増やす方法について解説します。
脱水しやすい季節、病気
夏では、呼吸が大きくなることで、体内の水分が減りやすくなります。また腎臓病、糖尿病、副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)、甲状腺機能亢進症などでは多飲多尿となります。
これ、実は多尿が先に現れて、体内の水分が減るから多飲となるんです。もしそこで飲める水がなかったり、調子が悪くて水をうまく飲めないと脱水してしまいます。
脱水すると、元気食欲の減退はもちろん、腎臓病の悪化、糖尿病管理時のインスリンが効きにくくなります。また膀胱炎や尿路結石のリスクも上昇します。
また腎臓病などで皮下点滴のために通院してることがありますが、皮下点滴ではいる水分はあまり細胞の中に入っていきません。飲み水とは違うのです。だから、皮下点滴はしていてもできるだけお口から水を飲めるようにしてあげましょう。
そこで、どうすれば飲水量を増やせるかをご紹介します。
飲水量を増やす方法
1. ごはんの回数を増やす。
ワンちゃんもネコちゃんも、ごはんを食べた後は水を飲むことが多いです。なので、1日1回よりも1日2-3回とごはんの回数を増やしましょう。
ただし、1日の総量は変えないようにしないと太ってしまうので注意しましょう。

2. ウェットフードへの変更ないし混合
ご飯を変えられる子は、ドライフードではなくウェットフードに変更したり、ドライフードとウェットフードを混ぜて与えるようにしましょう。
フード内に含まれる水分量が非常に多いので、ぱっと見、飲水量自体は減って見えますが、体内に取り入れる総水分量は増えます。
3. ドライフードをふやかす
先ほどと同じく、フードの水分量を増やす作戦です。
フードをふやかす際は、30~40℃のぬるま湯で、5~10分ふやかしましょう。
注意点としては、ふやかした際のお湯は捨てないこと。そこにも栄養素が流れ込んでいます。また食べないからと長時間放置すると、傷んでしまいます。

4. 水皿の工夫
これはネコちゃんで効果的です。
ネコちゃんによって好みはありますが、噴水型、循環型など動いている水のほうが好きな子がいます。また蛇口から出る水や、お風呂にたまった水が好きな子も。
また水皿自体も、クチヒゲが当たらないように口が広いものが好まれます。

5. 水の設置場所
すごく騒がしいところではリラックスできません。静かな場所に設置しましょう。
また水を飲みたい!と思ったときにすぐ飲めるよう、家のいろんな場所に設置しましょう。
6. サプリメント
PURINAからでているハイドラケアなど、経口補水液タイプのサプリメントもあります。

いかがでしたか?フードをふやかしたり、水皿の設置場所を変えたり、ちょっとした工夫でお水を飲む量は増やせます。ぜひ実践してみましょう。
ご不明点やご相談があれば、当院までお電話もしくはLINEにてお問い合わせください。
セカンドオピニオンのご相談も受け付けています。お気軽にご来院ください。




