ブログ|流山おおたかの森駅で動物病院をお探しの方は21動物病院 -おおたかの森-まで

  • 休日診療
  • 時間外診療(夜間救急診療)

    夜間専任の獣医師はおらず、限られた人員での対応のため、やむをえない事情により対応できないこともあります。
    急なご来院はお控えくださいますようお願い申し上げます。
    下記番号にお電話の上、留守電に以下の内容のメッセージを残してください。

    1. ❶カルテ番号
    2. ❷お名前
    3. ❸症状

    対応可能であれば10分以内に折り返しご連絡いたします。
    10分を過ぎても当院からの連絡がない場合は、近隣の夜間救急動物病院へお問い合わせください。
    ※夜間救急診療には、通常の診察料に加え時間外料金(12,000円~)がかかります。

    近隣の夜間救急動物病院

    (どうぶつの総合病院):
    夜間救急 17:00〜25:00

    〒333-0823 埼玉県川口市石神815
    夜間救急専用
    Tel.048-229-7299

    BLOGブログ

    【解説】エリザベスカラーか術後服のどっちをつかうべき?

    2026/05/13

    流山市、柏市、野田市のみなさんこんにちは。

    流山市おおたかの森にある、21動物病院-おおたかの森-です。

     

    今回はエリザベスカラーと術後服について解説します。

     

    術後・傷口の管理

    エリザベスカラーも術後服も、基本的には手術後に用いるもので、その目的は術創や傷口を舐めないようにすることです。

    ヒトであれば自分の意思である程度は掻かないようにすることができると思いますが、動物はそうもいきません。

     

    傷口を舐めることで縫合糸が外れて傷が開いたり、化膿の原因になったり、傷の治りが悪くなったりします。

    邪魔そうだし可哀想と思われるかもしれませんが、動物のためにしていることなので、動物病院の指示通りに過ごしましょう。

     

    エリザベスカラー

    エリザベスカラーは首に装着するパラボラアンテナのようなものです。プラスチック製、布製、クッション性をもたせたものなど様々なタイプがあります。

    プラスチック製のものは硬く変形しにくいのが特徴です。適切なサイズであれば傷口等を舐める心配はありません。首周りに多少のクッション性があるものが多いですが、布製に比べると皮膚への負担が大きいです。透明なものを選べば視界の邪魔にはなりにくいでしょう。

     

    布製、クッション性のあるものは変形することで飲食がしやすく、首周りの皮膚への負担も少なくなります。ただし変形してしまうことで、傷口等を舐めてしまう可能性があります。

     

    エリザベスカラーのメリット

    エリザベスカラーのメリットは、その汎用性にあります。顔の手術でも、足先の手術でも、お腹の手術でも対応が可能です。

    肩付近の手術などで後肢で掻ける場合はあまり防げないかもしれません。

     

    また手術でなくとも、眼を怪我して擦ってほしくないときなども活用できます。

     

    エリザベスカラーのデメリット

    デメリットは2つあります。

     

    1つ目は、視界にエリザベスカラーが入ったり、音の聞こえ方が変わることで、嫌がる子が多いことです。

    こちらは前もってエリザベスカラーを装着する練習をすると抵抗が減ります。

     

    2つ目は、ご飯やお水が取りにくくなることです。こちらの対策としては、皿の下に台座を作り(お椀をひっくり返してくっつけるなど)、高さを上げると飲食しやすくなります。

     

    エリザベスカラー装着のポイント

    まずは首周りです。緩すぎると抜けてしまうし、キツすぎると苦しくなってしまいます。適切なのは装着後のエリザベスカラーと首の間に指が2本入る程度です。また装着後に少し引っ張ってみて、抜けないかを確認しておきましょう。

     

    次に大きさです。小さすぎると傷口を舐めれてしまい意味がなくなってしまいます。大きすぎると邪魔になります。

    カラーを装着して、横から見たときにカラーよりも鼻が出ないサイズのものを使いましょう。

     

    術後服

    普通の動物用の服とは違い、術後服は体にピタッとしたものが多く、脱げないように四肢も通す必要があります。オスメス兼用のもの、それぞれ専用のものがあります。

    術後服のメリット

    術後服のメリットは、エリザベスカラーに比べるとすぐに慣れる子が多いことです。最近では特に犬で服を着せている方が多いこともあり、装着に違和感がないことが多くなっています。

    (もちろん違和感があり、動かなくなってしまう子もいます。特に猫は服を着せることが稀なことから、慣れない子が多いです。)

     

    術後服のデメリット

    術後服のデメリットは、服で隠れている部分しか守れないということです。腹部は服で隠れますが、顔、首、肢端などは隠れません。また物によっては背中にも隙間があるものもあります。

     

    長毛の子では毛玉ができやすくなることも注意が必要です。定期的に術後服を脱がしてブラッシングをしてあげましょう。

     

    結局どっちがいいの?

    エリザベスカラーも術後服も一長一短であり、一概にどちらが良いとは言えません。保護したい部位がどこか、服に慣れているか、その時だけでなく今後の汎用性も考えるかなどでどちらが適しているかは変わります。

     

    エリザベスカラー術後服
    保護部位首・肩以外全て体幹、四肢の付け根
    違和感強い少ない
    飲食のしやすさしにくい影響しない

     

    エリザベスカラーのほうが良い場合としては、保護したい部位が頭、足先、尻尾などの場合です。

     

    術後服のほうが良い場合としては、エリザベスカラーを着けるとパニックになる場合です。また、頭が小さい犬種(イタリアングレーハウンド、ミニチュアピンシャーなど)は首と頭の直径が大きく変わらず、エリザベスカラーが抜けやすいので服のほうがいいかもしれません。

     

    術後服を購入する場合はサイズに余裕を持たせず、ぴったりサイズを選びましょう。

     

     


    当院ではエビデンスを元に検査・診断・治療を行っています。

    エリザベスカラーと術後服について不明点やご相談があれば、当院までお電話もしくはLINEにてお問い合わせください。

     

    21動物病院-おおたかの森-

    千葉県流山市おおたかの森北2-50-1 GRANDIS 1階

    TEL: 04-7157-2105

    Web予約: https://wonder-cloud.jp/hospitals/21ah_nagareyama/reservationsonder

    LINE: @092jvjfm

     

    執筆:獣医師 院長 坂本